4. 宝石・石の科学的側面
「宝石・石と科学?」
日常、なかなか結びつかないかもしれませんが、ひょっとしたら何処かで、最先端の半導体、レーザー工学、データ保存のディスク機器、映像機器にクリスタルが利用されていることを、耳にしたことがあるのではないでしょうか。
水晶や宝石の結晶体(結晶板)には電気エネルギーと微細エネルギーの双方の伝達・変換・保存(貯蔵)・拡大することができます。それゆえ、多くの最先端技術に用いられ、古代の叡智は今も形を変えて、私たちの身の回りに溢れているのです。
以下にごく一部ではありますが、クリスタルの例を挙げてみます。
★クォーツクリスタル
クォーツクリスタル(水晶結晶板)は、現代社会に普及している多くのエレクトロニクス機器に使われている。
分かりやすい例を挙げると時計の中枢部。なぜそれが便利であるかの理由として、時間を刻む上で、クォーツクリスタルは、電流刺激を受けると、極めて正確に規則正しい振動を繰り返し、時間の単位の長さを測ることができる。この特性は「ピエゾ電流効果」のあらわれで、機械的な力が加わると、クォーツクリスタルは測定可能な電位を発生する。また、逆にクリスタルに電流を流すと、結晶そのものが機械的な運動を始める。さらに、クリスタルの厚みやカットによって、プラスとマイナスの往復運動を繰り返しながら、個々の共鳴振動周波数をつくっていく。これを利用した例として、オーディオ機器がある。
近年のクリスタルヒーリングやパワーストーンブームの裏には、科学的根拠は存在する。天然石の結晶は自然界で最も規則正しい構造を持ち、エントロピーが最低の状態をあらわしている。繰り返しになるが、適切な形態に加工したクリスタルには人間の意識エネルギーが、伝達されもするし、逆にクリスタルの純粋なエネルギーが人間に伝わりもする。その構造の完全性と関係を結ぶことができれば、その人の意識・精神の拡張、増幅を助ける波動を放出する。
人間も同じ宇宙に存在する原子からできている。だから、共鳴しやすくもあり、このクリスタルの特性を直観的に読み取ったり、感じたりしているのではないだろうか。
●参考文献「バイブレーショナル・メディスン」
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